週報 2024-03-02/2024-03-08 国立民族学博物館へ行った、あついのでごちゅういください、通読の呪い

03-02(土)今週のダンジョン飯

昨日は暖かかったのに、今日はちょっと寒い。まだ春じゃないらしい...

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今週のダンジョン飯を見た。マルシルがかわいいことに気づいてしまったんだけど、これってまだ世間にバレてない?

03-03(日)ミオシティの BGM を弾く

ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』にミオシティという街が登場するのだが、そこの BGM がとてもいい。街には運河が流れていて、その穏やかで落ち着いた空気感がよく再現された曲なのだ。前々からこの BGM のピアノアレンジがあることは知っていたのだが、今日その気になったので練習してみることにした。

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昼寝をした。日曜日に昼寝をするのってかなり贅沢な時間の使い方だと思う。夕方に起きるともったいなくて後悔するけど。

03-04(月)国立民族学博物館へ行った、オタクになりたい

大阪の吹田にある国立民族学博物館に行ってきた。世界各地の民族の工芸品や衣服、日頃使っている道具などがたくさん展示されている。かわいいものやこわいものがいっぱいなのだ。へんなオブジェとか仮面もいっぱいあって、いろんなところにこういうヘンテコなものをもっと増やしたほうがいいと思った。

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『映画を早送りで見る人たち』を読んだ。タイトルの通り、最近映画などの映像作品を早送りしたり10秒スキップを使って見る人が多いというトレンドに対して、大学生などへのインタビューをもとに考察する本。映像の鑑賞に時間をかける余裕がない、話題についていくために見なければならない、作品自体がセリフによる説明に頼りすぎているなど、人によって早送りをする理由はさまざまであるらしい。自分は映画やアニメは早送りやスキップをしないが、YouTube の動画はスキップするし大学の講義動画は早送りしていた。

おもしろかったのは、オタク的な個性を求めている人は多いがオタクになりたいわけではないという話だ。対象に関する知識の深さや入れ込み具合でもって「すごいオタク」であるとする風潮があり、それに憧れを持つ人は多い。特に SNS を見ていると、そういう人のようすが簡単に目につく。するとみんなが強い個性を持っているんだと思い込み、世の中を取り巻く余裕のなさもあいまって、短時間でオタク的な存在になろうとする若者が現れるのだ。そのための行動のひとつとして早送りがある。

ここで「オタクというのは気づいたらなっているものであって〜」というのは簡単なのだが、オタク的な存在になりたい若者にとっては切実な問題なんだと思う。自分も若者の一人として、この「何者かになりたい」という漠然とした切迫感をどうすればいいのかをこれから考えていきたい。まず、20世紀の若者に「何者かになりたい」という雰囲気はあったのかということと、それがインターネットの登場によってどう変容したのかを調べるとよさそうだ。もう一つ、なんとなく目の前を覆い尽くすような先の見えなさ、閉塞感というのも「何者かになりたい」という焦りを産んでいると思っていて、これについても向き合わないといけないと思っている。

www.kobunsha.com

03-05(火)

ミオシティの BGM を順調に覚えられている。やっぱり寝ると運動の記憶も定着するのか、前日に練習したところがちょっとスムーズに弾けるようになっている。

03-06(水)あついのでごちゅういください、イタリア語はじめました

本を読みに図書館に行った。紙コップに注いでくれるコーヒーを買ったのだが、蓋に「あついのでごちゅういください」と書いてあった。よく考えてみると、蓋自体は熱くないのに「あついので」と書いてあるのはちょっとおもしろい。あの蓋は熱いコーヒーの入った紙コップと一緒になるという星のもとに生まれてくるわけだ。

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イタリア旅行に行く*1かもしれないということで、イタリア語の勉強を始めた。とりあえず図書館でイタリア語の文法書を借りて眺めつつ、Duolingo を回しまくることにした。発音については、おおよそローマ字読みをしていくつかの例外に気をつければいいらしい。文法はまだ全貌が明らかではないが、主語とか時制による動詞の活用とか冠詞を覚えるのがめんどうそう。語学はほとんど根気だと思っているのだが、今の自分には根気が足りていない気がするので、根気をつける練習だと思ってやっていこうと思う。

03-07(木)『はじめての政治哲学』を読んだ

イタリア語たのしい。Duolingo をしばいているのだが、基本的なところで足踏みしてなかなか進まない。反復学習ということで仕方ないのだが、もっとポンポン文法事項を詰め込んで何度も戻ってくる感じのほうがうれしい。

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『はじめての政治哲学』を読んだ。不慣れな分野なので、書いてあることを批判的に読むのが難しかった。権威、デモクラシー、自由、正義などについて基本的な考え方のようなものが書いてあるので、ときどき読み返すのが良さそう。

www.iwanami.co.jp

03-08(金)通読の呪い

マルシルを描いた。かわいいね

\マルシル/

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『本は眺めたり触ったりが楽しい』という本に、「本を読むことの窮屈さのなかには、本は前から読むものである、という約束事が主な原因になっている場合が多い」とあった。確かに自分の中には頭から読むべしという呪いが刻まれている。どこで呪われたのかはわからないが、とにかくこれを祓わないといけない。最近読書に関する本を読む中でこの考えは薄れてきてはいるので、この調子で解呪したい。

たまたまこの本にしおりが挟まっていなくて思いついたのだが、しおりをあえて使わずに読むといいのかもしれない。しおりがあるとそこから再開して順に読まなければと考えてしまうが、しおりがなければ「どこだったかな〜」といいながら適当なところを読みやすくなる。しばらくこれやってみようと思う。

*1:頭痛が痛い