03-23(土)フリーレンと贈与
『世界は贈与でできている』を読んだ。贈与というとプレゼントをあげたりすることを想起するが、誰かに対して何かをしてあげることも贈与になる。本書では、純粋な贈与を、受け取った時点ではそれが贈与だと気づかないものとしている。つまり、贈与の差出人は「これは贈与です」といったふるまいや見返りの期待をせず、受取人は贈与であることに気づかずに受け取ることになる。たとえば、(理想的な)親は見返りを期待せず子を育てるが、子は大人になってみないと親のしてくれたことのありがたみを感じにくく、純粋な贈与であるといえる。一方で、見返りを期待したり価値の交換を含むようなやり取りを交換と呼んでいる。純粋な贈与というのはなかなか発生しないので、モノや行為のやり取りの多くは純粋な贈与と交換の間にあると思う。
本書では過去に誰かがくれた贈与に気づくことについて述べられているが、見返りを期待せずに贈与することについては書かれていない。このあたりは利他的な行動として倫理学のいろいろな本で述べられていると思うので、そのうち読みたい。
そう考えると、ヒンメルとフリーレンの関係は純粋な贈与の関係にある。ヒンメルは、フリーレンが寂しくならないように思い出や銅像を各地で作った。その当時フリーレンはヒンメルの贈与にまったく気づいていないが、80年が経ち、その旅路をフェルンたちとたどり直す過程でヒンメルがくれたものに少しずつ気づいていく。純粋な贈与というのはこのように受け取りを自覚するまでに時間差があるのだ。
フリーレンは人間を知るために旅をしているが、この観点から見てもフリーレンは成長しているんだなぁと思った。
03-24(土)
引き続き Duolingo でイタリア語を覚えている。Duolingo ではひたすら英語とイタリア語の変換(Duolingo はイタリア語コースに日本語版がない)をしたり、文を読んだりする。文法などの説明がないが、文法書のどこを見ればいいかもわからないことがある。そういうときは ChatGPT や Claude に質問している。だいたい知りたいことがわかるし、ちょっと怪しくても調べるきっかけは掴めるのでよい。
03-25(月)
バーガーキングでハンバーガーを食べた。バーガーキングの肉は焼いてる味がしておいしい。
03-26(火)
ちょっと暖かくなってきたのでアイスを食べた。春が近づいている。
03-27(水)
散歩に行った。いいニュースと悪いニュースがある。いいニュースは、コンビニで買った日向夏ミックスがおいしかったこと。悪いニュースはねこに逃げられたこと。かなしい。
メールの整理をしていた。勝手に購読していたメルマガの配信を停止したり、いらないメールを削除したりした。消すというのは気持ちよくて、前に書いたけど不要になったコードを消したり、部屋の片付けをしていらないものを捨てたりするのは割と好きだ。
03-29(金)春が来た、ボドゲ三昧
ここ最近で一番暖かい。桜も咲き始めているし、もう春ってことでいいと思う。
友達の家で一日中ボドゲをしていた。スタータップスというやつがおもしろかった。同じ種類のカードをより多く集めるといいんだけど、どれをどんなふうに集めるかに駆け引きがある。とりあえずおもしろいのでおすすめ。
一日中床に座ってボドゲをしていたのでさすがに腰が破滅してしまった。