2023年ふりかえり

今年は1年の振り返りをコンテンツベースでやっていこうと思う。

よかった映画

時をかける少女

見たことがなかったので再上映を見に行った。 日常のささいな描写にも生きてる感じが出ていてよかった。 どちらかというと『変わらないもの』のほうが話題にされがちだと思っているが、個人的には ED で流れる『ガーネット』のほうが好きだ。 この曲のことはあまり知らなかったんだけど、歌詞を聴いた瞬間に映画の内容を思い出して泣いた。

ここ数年、夏を再評価する動きが自分の中である。 この映画を見てまた夏がちょっと好きになった。

ショーシャンクの空に

伏線回収が丁寧だった。 見たときに「他人や制度によって自分自身が規定されてしまうと,希望を抱くことはできない」というメモを書いていたんだけど、何に言及しているのか思い出せない。 いい映画だったので、思い出しついでにもう一度見てもいいかもしれない。

グリーンブック

1960年代、人並み?に黒人を差別してるイタリア系のおっさん Tony が、黒人の天才ピアニスト Doc(Don) のツアードライバーとして雇われる話。 ふたりで各地を回りながらいろんなイベントを経て、互いに考えや行動を変えていくのが面白かった。

よかったアニメ

葬送のフリーレン

劇的な展開もなくほのぼのとしたシーンもあるが、テンポがいい。 主人公一行がめんどくさい人間ばかりで、そこから話が展開されるのが面白い。 こういうアニメの主人公が持つかわいさというのは、古くは「萌え」とか最近だと「推し」につながるような可愛さであることが多いと思う。 ところがフリーレンのかわいさというのは猫に感じる可愛さに近いところがあると思っていて、それがほのぼのした雰囲気につながっているのかもしれない。

呪術廻戦

原作ですでに展開を全て知っていたので、アクションなどがアニメでどういう描かれ方をするのかを楽しみに見ていた。 動いている伏黒甚爾を見られたのが一番良かったかもしれない。 本編と関係ないけど伏黒甚爾のモノマネシリーズすき。

www.youtube.com

ゆるゆり さん☆ハイ!

旅行中にオタクと一緒に見たやつ。 ゆるゆりは一期だけ見たことがあったんだけどそこまで印象的ではなかったんだけど、三期のこの作品は面白かった。 歳納京子が愉快なやつすぎてよかった。 自分ももっと愉快なやつになっていきたい。

よかった本

読んでいない本について堂々と語る方法

本は読んださきから忘れていくという指摘や、本に関する話題はその内容というよりは関連のあるものを話題にしていることなどについて触れ、読んでいない本の批評をどう述べるかという話につながる。 本に限らずアニメや映画、写真などに対しても本書と同じような議論ができると思う。

この本を読んで、ただ一文字ずつ内容を追うだけで終わるのはよくないと思うようになり、読書中にメモを取るようになった。 内容を軽く要約したり、感想を書くようにしている。 来年はこれに加えて、全体を流し読みして構造や主張をざっくり把握してから細かく読むというのを試したいと思う。

www.chikumashobo.co.jp

民俗学の旅

日本中を歩いた民俗学者宮本常一の自伝的エッセイ。 全体を通してテンポが良くて読みやすかった。 「維新以前の人たちには申し合わせたように話しことばというよりも語り口調というようなものがあった」「進歩のかげに退歩しつつあるものをも見定めてゆくことこそ、今われわれに課せられている最も重要な課題ではないかと思う。少なくとも人間一人一人の身の回りのことについての能力は過去に比べて著しく劣っているように思う」など、印象的な文がいくつかあった。

bookclub.kodansha.co.jp

おいしかったごはん

ジビエ

京都で食べたジビエたち。 🐻とか🦆が出てきたんだけど、この🦌のカツレツが一番おいしかった。

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🦌

ハンバーグ

これも京都。 焼きたてのハンバーグが3つ出てくるんだけど、今までに食べたハンバーグで一番おいしかった。 いろんな薬味とか卵もついてくるんだけど、なんやかんやでそのまま食べるのが一番美味しかったと思う。 またいきたい。

www.hikinikutocome.com

ハンバーグとタイマン

海鮮丼

富山で食べた。 どの魚介類もおいしかった。 見た目以上に魚が入っていて満足感があった。 あら汁もおいしくて、これも桶で出して欲しかったくらいだ。

tabelog.com

ドンッ!!!!

讃岐うどん

淀みを感じて香川に行ったときに食べた。 うどんそのものが本当においしかった。 そりゃしょっちゅううどん食べるよな〜となった。

ドンッ!!!!2

買ってよかったもの

扇子

ハンディファンでいいじゃんという意見もあると思う。 本当にその通りだ。 それでも扇子を買う理由はある。 扇子にはハンディファンとは違った方向性の便利さがあるのだ。

まず扇子は充電しなくていい。 夏場はとにかくカバンに突っ込んでおけばいつでも使える。 ハンディファンの場合、ワイヤレスイヤホンやらスマホやらに加えて充電すべきものが増えるので、たぶん面倒だと思う。 パフォーマンス面の利点もある。 実はまとまった風が吹くので、真面目にあおぐとハンディファンより涼しくなる。 疲れるけど。

www.baisenan.com

モニターアーム

Ergotron のモニターアームが Prime day かなにかで安くなっていたので買った。 普段は¥24,500のところを¥16,790で買えた。 アニメや映画を見るときに机の手前側までモニターを持ってくることができるのがいい。 他にも、モニターの下とコード類がすっきりする。 まぁいいところはそれくらいなのでそこまで頑張って買う必要はないと思うが...

www.ergotron.com

総括

今年から日記を書き始めたんだけど、ほとんど欠かさず継続できてよかった。 ここ1ヶ月は日記というよりは考えていることを都度ダンプするという形式になった。 どちらにせよ、書くことによって考えがまとまることもあるので続けていきたい。 週報も12月から書き始めた。 日記だと読み返すのが大変だが、週報としてまとまっているといくらか読みやすくなるという期待がある。 自分の中にあるものを人に伝わる形で書くというのは簡単な技術ではないので、週報でその練習をしようというねらいもある。

他に継続できているものとしてはピアノがある。 去年の11月末に買ってからほとんど毎日練習している。 新しい曲がだんだん弾けるようになっていくのがたのしい。 ピアノは一生続けられるコンテンツなので、これからも楽しんでやっていきたい。

一方で、続かなかったものもある。 ギターだ。 夏頃にテレキャスターを買って、しばらくは練習が続いていたのだが、最近は全然触っていない。 ひとたび触らなくなると手をつけづらくなるので、余計に触らなくなってしまう。 インテリアにするには高いので、来年はモチベを上げて練習を再開したい。

社会全体に「まぁええか」という雰囲気があり、外に出てうろうろすることに対する抵抗が大きく減った一年でもあった。 それに伴って7月〜10月あたりはいろんなところに行っておいしいものを食べたりおもしろいものを見たりした。 そういう時間が楽しかったので、来年はもっといろんなところに行き、万物に触れていきたい。