今週は敬体で書いてみようと思います。 やわらかくて親しみやすい感じがするので。
12-09(土)ド昼寝
ド級の昼寝、ド昼寝(2時間半)をしました。 咳を止める薬に眠くなりやすい成分が入っていたからだと思います。 こういうときは素直に寝たほうがすっと治る気がします。
今週のフリーレンを見ました。 屋根をカタカタ滑り降りるフリーレンがかわいかったんですが、たぶん僕しかこのかわいさに気付いてないと思います。
12-10(日)
動けるくらいに回復してきたので散歩に行きました。 まだ地味に咳が残っていてしつこいですね... 今日もがっつり昼寝をしてしまいました。 寝る子は育つということで...
12-11(月)進歩のかげ、簡単な言語処理系をつくろう
『民俗学の旅』を読み終わりました。 日本中を歩き回った民俗学者の宮本常一の自伝みたいな本です。 全体を通して読みやすいなという印象がありました。 テンポが良かったり歯切れの良い文章が多かったりして、トントン拍子に読んでいけるのかもしれません。
印象的だった一節があります。
進歩のかげに退歩しつつあるものをも見定めてゆくことこそ、今われわれに課せられている最も重要な課題ではないかと思う。少なくとも人間一人一人の身の回りのことについての能力は過去に比べて著しく劣っているように思う(P234)
こういった主張は逆張りのようにも見えるし、保守的であるようにも思われます。 新しいシステムやツールは一般に今までのやり方や考え方を不要にするもので、その中には後から考えると失うべきではなかったものもありえます。 たまにはそういった部分にも目を向けて、大事なものが落ちていないか探してみてもいいかもしれないと思いました。
簡単なインタプリタを作ってみるといいという主張がありました。
「簡単な言語の簡単なインタプリタなら結構手軽に作れるからみんなやってみると得られるものがあっていいと思うのになぁ」という強烈にバイアスが掛かった素朴な気持ちがずっとある
— Kory (@Kory__3) 2023年12月11日
これは本当にそうで、概念の理解と開発手法の習得をいっぺんにできるという点でよいです。 まず概念の理解についてですが、ソースコードが AST に変換されることを覚えると「ここに文は書けない」などの直感が得られます。 また、データ構造や概念の帰納的な定義にも慣れることができてよいです。 開発手法の習得に関しては、文字列を木構造に変換するコーディング筋力を養える、そこそこ複雑な状態管理ができるようになる、ユニットテストが書けるようになるなどがあります。 僕がテストという概念に触れたのは初めてコンパイラを書いたときでした。
コードが書けるようになってからしばらく経ったあたりでやるととても学びが多そうなんですが、「インタプリタを書きませんか」と言って乗ってくる初心者は果たしてどれくらいいるんだろう...
Twitter のアーカイブを取りました。 いま週報を書いている時点でまだ見ていないので、どうしても暇なときに見ようと思います。
12-12(火)インドカレーを食べた、会計の世界史、海の声
インドカレーを食べに行きました。 マトンがいっぱい入っていて、おいしかったです。 羊肉はこういうお店じゃないと食べられないがちなので、あるとつい頼んでしまいます。
『会計の世界史』を読みました。 簿記は中世のイタリアで生まれました。 そこから大航海時代のオランダ、産業革命期のイギリス、第二次世界大戦前のアメリカ、そして20世紀の世界というふうに舞台を変えながら、簿記や会計がどのように発達してどんな役割をもっていたのかを見ていく本です。
おもしろかったのはケネディの父ジョンの話です。 1888年に生まれて大学卒業後は銀行検査官をしていたのですが、仕事を1年で辞め、そこで得た会社の裏情報などを使ってインサイダー取引や株価操縦をしていました。 当時は違法ではなかったようです。 その後1929年に恐慌が起きます。 当時大統領に就任したルーズベルトの後援をしていたので、ジョンは SEC(Securities and Exchange Commission、証券取引委員会)の初代長官に任命されます。 SEC は公正な株式市場を作るために新設された組織で、当然ジョンの就任には反対もあったようですが、「泥棒を捕まえるには泥棒が一番」とのことで選ばれたようです。 ジョンはその経験から、株価を見ると株価操縦が起きているかが分かったりしたようです。 他にもインサイダー取引の禁止や企業の会計制度を整備し、「泥棒」の経験を生かした仕事をしました。
よからぬことをした人間でもその能力をよいことに使わせて社会貢献をさせるというストーリーは『Catch Me If You Can』という映画にも似ています。 アメリカにはそういう意識が深く根付いてるのかもしれません。 知らんけど。
macOS には環境音を流せるというアクセシビリティ機能があります。 ノイズや波、雨の音などを流せます。 読書をするときに無音だといやだなと思うときがあるんですが、音楽(特に日本語の歌)を流すと気が散ってしまいます。 そういうときは環境音を流すとよくて、気が散るほどではないけど音を流すことができます。
12-13(水)葬式の集客率
昨日はずっと本を読んでいたので、集中しすぎたのか疲れてしまいました。 あんまりがんばりすぎないようにしましょう。
『ぼっち・ざ・らじお! #40』を聴いていました。
人望を集めてお葬式に人がいっぱい来て欲しいという話があり、そこで「葬式の集客率」という言葉が出てきました。 こういう言い回しを思いつくには何を食べてどんなトレーニングをすればいいんでしょうか。 私、気になります!
12-14(木)動的平衡、遅刻を許せるか
『生物と無生物のあいだ』を読みました。 まえがきを読んで引き込まれたので一気に読んでしまいました。 ウイルスの発見やワトソンとクリックによる遺伝子の二重螺旋構造の発見に関する裏話、シェーンハイマーによる生物の新たな定義などを見ていくという本です。 全体を通してはっきりとした結論があるわけではないのですが、中心にあるのは「生物とは動的平衡にある流れである」という主張だと思います。 シェーンハイマーは生物を構成しているタンパク質が絶えず入れ替わっていることを発見しました。 ある程度の時間が経つと、生物の体を構成している物質はほとんど入れ替わってしまいます。 そういう意味で、生物は物質の絶え間ない動的平衡の流れの一瞬であるという見方ができるという話です。
本書では、生物を「動的平衡にある流れ」として再定義することができるとしているのですが、それだけで定義すると自己複製をすることはどう導けるのだろうと思いました。 最後のほうにこのあたりに触れるのかなと思ったらそんなこともなかったのでよく分からずじまいです。 とりあえず自己複製というのは生物がもつ機能の一つにすぎないということにすれば整合するので、そういうことにしています。
「遅刻する人は信頼できない」みたいな主張が流れてきたので考えていました。 仕事の場合はそうかもしれないけど遊びにいくとかであればそんなこともないだろ、と思いました。 そこでいろいろ思い返してみると、自分は連絡があれば20分程度の遅刻はまぁ怒るほどでもないかなという立場であることがわかりました。 しかしこれは異常な遅刻をされたことがない、そこまで遅刻が致命的なケースが多くない、悪意のある人間が少ないなどの条件が重なっていそうだなということにも気づきました。 実際、そういう条件を満たさない嫌なケース(遅れるとやばいのに特に謝ったりしないなど)を考えると普通に微妙な気持ちになりました。 というわけで身も蓋もないですが、もともとの信頼関係とか態度や状況によって許されが発生するかは変わってくるので、自分は寛大な心を持ちつつ遅れちゃったらちゃんと謝るのがよさそうです。
スタァライトの ED 曲『Fly Me to the Star』をピアノで弾いてみたいなと思って YouTube やインターネットの海を徘徊していたのですが、ほとんど楽譜がなくて悲しい気持ちになりました。 メロディーは聴けば弾けるのでコードを探してみたんですが、なんか響きが違う気がして放棄してしまいました。 コードも耳コピできるようになりたいです。
12-15(金)服選びはむずかしい、カスの嘘
妙にあったかかったです。 また気温が下がるみたいで、さすがに気温調整が下手すぎると思います。
服が欲しいなと思ってデカい駅のまわりを歩き回っていたんですが、結局いいものが見つからなくてきびしかったです。 いい感じのやつは高かったり、安いやつはあったかくなさそうだったりするので、なかなかちょうどよいものを見つけるのはむずかしいです。 商業施設が微妙に離れて駅の周りに遍在しているので歩きまくる必要があり、疲れました。
ZOZO などで探したほうがいい感じのやつを見つけやすいんですが、サイズだけだと丈が合っているのか不安だったり、似合うのかよく分からないなどがあります。 いろいろ工夫しても実際に来てみないと納得できないと思うので、家にいながら試着できるシステムがあるといいんですが、なかなかコストや制約を考えるときびしそうです。
カスの嘘 ASMR というのをよく見かけるので体験版を聴いてみました。 マジでカスの嘘がいっぱい流れてきてウケました。 チャプターがいくつかあるのですが、最後が『カスの嘘 100連発』でさすがに笑顔になりました。 自分でもカスの嘘を考えようとしたんですが、無害で嘘っぽいんだけど豆知識みたいな顔をした嘘というのはなかなか思いつきません。 無害で嘘っぽいだけなら簡単なんですが、豆知識っぽくておもしろいという条件を課すと一気に難しくなります。 でもカスの嘘を考えるというのは業が深そうで、部分文字列を探すのと同じくらい癖になるとやっかいそうです。 まともな生活が惜しければ手を出さない方がよさそうです。